
旅人の天晴れ『蔵王の樹氷』の話

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蔵王の樹氷樹氷と言われると日本では蔵王の樹氷がもっとも有名だが、なぜ上の写真のようになるのかは
知らない方が以外に多いのではないか?と思い少し調べてみた。(というより、自分もあまり知らん)
1.着氷
- まず木の枝や葉に着く多量の過冷却水滴と雪が、常に一定方向の強風で運ばれてきて凍る。
(過冷却水滴とは、水が凍る0℃以下になっても凍らない水滴のこと)
2.着雪
- 着氷した氷の間や隙間に雪が付着する。これは過冷却水滴と共に風に乗ってきて付くようだ。
3.焼結
- 過冷却水滴と雪が固まり完成。
と、まぁ以外に簡単にできるように見えるが、特殊な条件が整わないとできないようだ。
大正3年(1914年)に地元の方が、冬山探検で発見して『雪の坊』から『樹氷』と改名したようです。
そして、樹木が完全に雪で覆われた状態の樹氷を別名『
スノーモンスター』と呼ばれています。
名前の通り見た目が凍りのモンスターぽいので、そう呼ばれているそうな。あとエビのしっぽとか。
毎年冬季期間になると、スキーを滑りに来るのでは無く、樹氷を目的とした観光者も蔵王へ多く
やって来ます。リフトで蔵王山頂まで登り、閲覧するという流れです。
リフトが混んでいる場合は、樹氷を眺めに来たのだと言うと優先して先にリフトに乗せてくれるそうだ。
蔵王樹氷まつりについて
- 山形県山形市では、毎年12月下旬~3月上旬には『蔵王樹氷まつり』が行われています。
雪と炎の饗宴というイベントでは、スキーのインストラクターによるパフォーマンスが行われ
スキーやスノボーによる観光者を賑わせています。それは夜に行われ、雪上花火も打ち上がる。
花火の光により真っ白な雪が真っ赤に染まり、まさに雪と炎の祭典と言ったイベントだ。
その蔵王樹氷祭りには蔵王の大露天風呂も無料で開放され、玉コンニャクなどもふるまわれます。
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