支援物資の届きに温度差がある
深夜などに放送している被災者のコメントを紹介しているテレビで聞くのと、
別の番組や報道を見ると、支援物資が足りる・足りないの温度差を感じる。
この辺りの妙なズレをしばらく考えていたが、
私が現地を眺めてきた意見と合わせると大体事情が把握できた。

まず基本的に大きい避難所は支援物資が定期的に届くので、
贅沢とまではいかないまでも、きちんと手が届いているのだろう。
さらに近所のスーパーも再開されたりと復旧の兆しを若干ながら感じる。
宮城県石巻市近くにあるビッグバンという施設がある地域はそんな感じだった。


それで足りないと思われる地域とは、まだ道の整備が行われていない小さい集落、
家は健在なので支援を受けれない家庭、他には自分の住んでいる地域を離れたくないので
自立?するような感じで、個人らが集まり生活している地域に支援物資が
行き届いていないケースだ。

まず家は健在でも電気・ガス・水道が通ってるか微妙だし、どこも店が通常通りオープンして
いない状況なので、車とガソリンが無ければ避難所生活の被災者とそう変わらない立場になる。
よって親戚に頼れるツタがなければ、自立するのは難しい。


一番大変そうな状況下にあるのは、避難所に行けないか入れなかった人々。
理由はよく分からんが何か目的があるのだろう。それか救助の手が届かなかったのかも。
彼らは一体どうやって生活してるのか?話しをまとめると
そこらから流れてきた食品を拾って食べていたのだとか…

地域のボランティアらが物資を運んで来てくれて助かったと話してたが、
大きい避難所にいる分けでもないので、定期的に支援物資が送られてくるかどうか怪しい。
食糧は運良く入手できても灯油が無いので寒い。
変えの服や、毛布などは支給されているのだろうか…


テレビでは大きめ避難所や、物資が潤っている地域ばかり写すだけで
避難所生活にまで至らない被災者の実態が明らかになっていない。
まずはこの辺りの被災者の状況を把握し、支援物資が行き届きの状況を確認する必要がある。

東北地震の災害写真part1
東北地震の災害写真part2

記事のコメント

石巻の状況
3月27日に石巻へ行き炊き出しを行ってきました。カレーライス400食と水400本です。当日、現地ボランティアセンターの方と打ち合わせた時の話では、先週末の時点で避難所には自衛隊が入り、配給が行われるので良いのですが、自宅避難者に食料や物資が回っていない事が大きく取り上げられはじめてました。また、避難所の性格でオープンな所と閉鎖的なところがあり、配給は避難所生活者優先で、余った物しかもらえないんだそうです。そこで私達が自宅避難者が多い地域で炊き出しをして、ニーズを探ってきました。やはり皆さんまともな物を食べていない方が多かったです。また、家の被害も家の造りや配置によって随分差があって、物がある人、無い人の差もあるようでした。ボランティアセンターにはその旨報告してきました。また、何らかの活動に行きたいと考えています。
炊き出しご苦労様です
情報ありがとうございます。やっぱりそんな感じだとは思ってました…
自衛隊の手が大きく届いている地域は
定期的に配給が届くだろうから、飢え死にまではならないと思うが
問題はそれに該当しない方々が厳しいものだと感じる。

閉鎖的な所も含めて、支援物資が届くようにして欲しいが
私の勘だと支援物資が足りない状況になってきたものだと予想してます。
そろそろ全国的に個人による支援物資の受付も可能して欲しいものだ。

ボランティア活動でカバーしなきゃ、彼らはたぶん生きれないだろうから
まずは世の中に実態を明らかにし
地域の人だけに全部おまかせするような流れも変えて行かないと今後危ないだろうな…
ボランティアセンターや県にそこのところを期待したい。
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