外国でアカデミー賞・外国語映画賞などなど、華やかしい成績を治めた映画「おくりびと」で
ございますが、山形では
「おくりびと」の撮影ロケ地になっているため
映画で撮影されたシーンの現場をひと目見ようと、多くの観光者が連日訪れたのは
ニュースやテレビで毎日のように放送されていた。
当サイトにおいても
天地人の直江兼続の記事が一人勝ちしてるな~
と眺めていたが、冬が終わり桜の咲く4月周辺辺りから、おくりびとのロケ地を巡った記事が
一時期飛ぶ鳥を落とす勢いにあった。
今ではある程度熱が冷めだいぶ見終えたのか、ほどほどのアクセス数である。
して、県議会商工労働慣行常任委員会では、「おくりびと」による経済効果を推算し発表した。
スタッフの食事・宿泊、セット制作費による直接効果と、上映による観光客に繋がった
副次的効果を推算し、足したもので
総額約6億と発表している。
まず直接効果では、山形県内では37日間ロケが行われたので
一般的な1日当たり経費が300~450万円とされているそうで、約1億円の経済効果があった。
副次的効果では、酒田市にある
NKエージェント(旧割烹小幡)には観光者が殺到しており
5月中旬の頃の時点で、入場者数が3万人を突破したと発表されている。
それで4月からの入場者数を合わせ、消費単価なども掛け合わせると約5億円と推算された。
6月の議会でも『ロケ誘致保進事業』を提案しており、得た資金の流れについては
映画の観光振興に繋げるようだ。テレビのCMや観光会社の広告を眺めると
おくびとのロケ地ツアーが数ヶ月前までは流行っていたようで、今ではある程度覚めて来た?
状況下であるが、今後どこまで引き伸ばせるのか手腕の見せ所であり興味がある内容なことだ。
SMAPの香取慎吾が出演の、藤沢周平の作品『
花のあと』も2010年春に公開予定しており
これについても関心高い内容である。撮影ロケ地も山形の各地で去年から行われています。

さらに資金を得ようとする考えはもっともな話だが
鶴岡市の七五三掛(しめかけ)地区の地滑りの事故を考えにゃ~
得る物があれば、失う物もある。因果の摂理には逆らえぬものニャ。
得た資金の一部を七五三掛地区に回すべきにゃ。
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