最上地区にある新庄市の地酒と言えば、やはり日本三大急流で知られる最上川の名から取った
最上川酒造というイメージが強い。広告なんかでもたまに目にするときがあったなー
日本酒を主として造っている工場で、創業が大正7年7月1日で90年間営業した老舗酒造会社です。
最上川酒造は出資協力を得て、資本金三萬二千円(3000万円)で設立しました。
女性の方でも飲みやすく、まろやかな日本酒であったが、2009年6月30日をもって90年間の
歴史に幕を下ろしたとのことだ。酒造りをやめた理由としては以下に上げられ
- 1.日本酒離れにより売上げ減少、そして歯止めが効かなかった。
- 2.一般酒から、純米酒や吟醸酒などの特定名称酒への移行に出遅れた。
- 3.個人消費の需要に対し、とらえれきれなかったのが響いた。
という点が幕を下ろす理由のようだ。
新庄祭りなどでは、山車を引っ張る方に酒を配る様子なども見られ
ハブりの良い会社だな~と想っていたが、いつの時代も世の流れには逆らえないものだ。
また一つ伝統的な製法が亡くなったのだから残念なニュースだ。
決して味が不味かった訳では無く、主力酒・最上川で吟醸酒の評価を競った『全国新酒鑑評会』
においては、昨年5月に金賞に輝いたとのことで蔵の方では大変賑わったのだな。
県酒造組合では、蔵元の特色を打ち出すことが、今後一層重要になるだろうと説いている。
すでに在庫の方はほぼ整理したようで、HPを眺めるとどのお酒も売り切れになっていた。
最上川酒造のサイトでは、日本の酒造り唄のBGMが流れ心に沁みる曲也・・・

五月雨を あつめてはやし 最上川
by松尾芭蕉
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