祭りがもっとも最高潮に達する新庄祭りの本まつり

▲2008年の
新庄祭りの歌舞伎部門・石橋「清涼山幻想の場」
- ・場所:山形県新庄市の新庄駅の裏側
- ・イベント期間:8月24日~26日の3日間、初日から宵・本・後まつりと呼ぶ。
- ・駐車場:お祭り場付近や新庄駅付近に有料・無料駐車場を利用
- ・新庄市の名物・特産品:新庄漬け、くじら餅、しそ巻、ゆべし、漬物、揚げまんじゅう、納豆汁
- ・宿泊先:新庄市宿泊先(ホテル)

今年も山車を眺めに新庄祭りの本まつりへ
今年も250年の伝統がある、新庄祭りを
観光してきました。前日の宵まつりでは
大雨の中イベントを続行したそうだ。
して、今回は祭りがもっとも盛り上がる本まつりを眺めに参った。新庄駅内には去年の山車
寿連獅子だけが展示されていた。
2007年の新庄祭りはこちら⇒
新庄まつり ▲新庄駅内にあった歌舞伎の山車
今年も盛り上がっておるな
さっそく新庄駅から裏側へ下りると、すでに多くの観光者が訪れ盛大に盛り上がっていた。
普段の新庄とはまったく別で、この混みっぷりの風景を眺めると祭りだな~と思える物也。
天候は曇りで雨が降りそうな気もしたが、何とか降らずに済んだ。
新庄藩の戸沢家の歴史が伺える神輿渡御行列

▲神輿渡御行列(みこしとぎょぎょうれつ)の伊達組衆

二百名による戸沢家の行列を再現
新庄祭りでは、酒田市で行っている行列の
中山神社祭典武者行列のようなことも行っている。
神輿の警護にあたる新庄藩の侍200名による
長い行列が続き、天狗なども見られる。
各場所では、伊達衆による足さばきや
傘回しの妙技なども見られ、戸沢氏の威光を
現在に伝えています。
子供から大人までの奴(やっこ)が市内をねり歩き、狭箱や熊の積毛をも持ち石川町ごきげん通り
を通過し、最終的には最上公園である新庄城跡へ帰還します。
神輿は途中で、5円玉や餅、柿ピーをばら撒いてました。運良く餅をゲットしたので後で食ったら
これがめっちゃうまい・・・。砂糖水を混ぜて作ったの?みたいに甘く、大福のように柔らかい生地で
普通の家の建前などにばら撒く、餅とは明らかに味と硬度が違う餅でした。
おぉー傘回しの妙技にビックリ!
神輿渡御行列で凄かったのが、傘回しという芸であった。最初道路の交差点の中央あたりで
傘を一旦空中へ放り投げ演舞してました。最初は一見傘で遊んでいるようにも見えたが
軽く演舞が終わると、今度は片手のみでグルグルと傘を回し約15mの距離を歩いた。
あの長い傘を回すには、かなりの稽古を積んだに違いない。集中してある一点を見ながら回してた。
2008年、新庄まつりの山車
山車は後半から二手に別れるようだ・・・
山車は全部で21台ありますが、途中の交差点で山車の交通路が2つに別れたため
反対側に流れていった数台分の山車の撮影ができなかった。
*尚、山車の写真は画像クリックで拡大表示可能です。
順位 | 若連名 | 山車名 | 得点 |
1 | 沖の町 | 石橋「清涼山幻想の場」 | 124点 |
2 | 千門町 | 鳴神 | 86点 |
3 | 北本町 | 紅葉狩 | 62点 |
▲歌舞伎部門
順位 | 若連名 | 山車名 | 得点 |
1 | 上茶屋町 | 八岐の大蛇 | 101点 |
2 | 下金澤町 | 竹取物語 | 95点 |
3 | 大正町 | 遮那王 | 76点 |
▲物語部門
順位 | 若連名 | 山車名 | 得点 |
1 | 下金澤町 | 竹取物語 | 42点 |
2 | 沖の町 | 石橋「清涼山幻想の場」 | 41点 |
3 | 上茶屋町 | 八岐の大蛇 | 35点 |
▲ゆめりあ展示
新庄祭りの山車を見た印象
全体的に見て今年もレベルの高い山車が多かったと思う中、やはり沖の町の山車の
石橋「清涼山幻想の場」が上位の点数で付けられるのは予想してました。
今回は一つの山車に対し、広々と人形を配置する山車が多かった気がした。
なので沖の町の山車のような、中央にドシッとした安定感があり、迫力のある狛犬を置くと
メインがどれなのかが、一般の方に解りやすい作りになっているのが高得点になったように感じた。
やはり中央から見る山車や、ある程度角度が入った所から見る山車では評価が割れるようだ。
また山車の中には、クルクルと動いているのも有り滝が流れる様子を表現した山車もあった。
ああいった新しい仕掛けにトライするのも、山車の進化というものを感じるものだ。
今度は機会があったら宵まつりの方を眺めたいものだ。
場所とか地図はこちらの
新庄まつりに記載。
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