ミニチュア化したリアルなミニSL 山形さくらんぼ運転会

▲中山町で行われた
ミニSLの山形さくらんぼ運転会。OS製 BR24 ドイツのSL
- ・場所:山形県中山町最上川河川敷公園テニスコート
- ・入場料:無料(乗車も)
- ・駐車場:テニスコート周辺の路肩や広場など
- ・中山町の名物・特産品:米、サクランボ、酒、芋煮、リンゴ、ラフランス

すっげーリアルなミニSL
中山町でミニSLを走られているそうなので
眺めに行ってみた。中山町はかぶと虫の相撲など、案外子供に喜ばれそうなイベントを
開いていることが多いですね。
ミニSLの実際に動く様を観察にと、中山町へいざ出陣!現場へ到着すると多くの親子連れで賑わい、近くでは歌のライブを披露してた。
▲多くの親子連れで賑わった
ミニSLの魅力を観察
- おぉー!!これスゴイよ・・・。当日は午前中は雨模様で乗り気では無かったのだが
実際にミニSLを眺めて、その魅力にすぐに気付いた。(*別にSL好きとかマニアでも何でも無い)
まず何が良いのか?と言うと、遊園地に置いてあるようなクオリティーとは、まるでケタ違いの
リアルさにある。本物の石炭を詰め込み、音を発てて蒸気を吹いている。
タイヤの滑車の部分がきめ細やか且つ、精密に動く動作に魅力があると解釈した也。
それでいて実際に人が乗れてしまう馬力と、遊具性を兼ね備えた多くの夢の詰った乗り物である。
趣味の領域を超えて多くの人々で楽しみ賑わうとは、ある意味趣味の最高の境地だと思った。


操縦席までもが繊細に造られ、ミニチュアながらもこのリアルさ
東北ライブスチームクラブ
ニュースで報道していたのだが、もっともどういうキッカケで誰がイベントを開いているのかと言うと
東北ライブスチームクラブという、ミニSLの愛好家達が結成したチームだそうです。
そして数年前から中山町で、山形さくらんぼ運転会というイベント名で開くようになったのだとか。
主に山形だけではなく、他の都道府県でもミニSLの運転会を開いているようでした。
公式サイトを眺めると、宮城県仙台市在住のバス会社の会長が開いているのだと思えます。
ミニSLを走らせる前後では、写真のような道具箱をあさり何やら保守点検を行ってから走らせてた。
案外ミニSLを、動かすまでには結構な苦労と手間がかかるように伺えた。
動かないミニSLは、時間をかけて長いこといじっていたが結局は動かないのもあったほどだ。

前に付いている丸いのは、仙台宮城デスティネーションキャンペーンの缶バッジだとか。
ミニSLに関しての素朴な疑問


案外気になる素朴な疑問を質問した
あまりの精密なミニSLに驚いた訳だが、一体あれを造るのにどのくらいの時間・資金・技術が
必要なのか、聞きづらい点を含め公式サイトに問い合わせてみました。
そしたら快く返答が帰ってきたので、是非作ってみたい方々にもご参考までに記載しておきます。
- Q.このミニSLはどうやって作るのか?
A.設計も含めて完全自作。キット組立(機械加工が必要な物もあれば、簡単な工具だけで
組立できる物もあります。) 完成品または中古品を購入。
- Q.製作期間はどのくらいかかるのか?
A.完全自作ですと工作技術の得手不得手もありますが、簡単な物で2~3年
大型な物ですと10年以上かかることもあります。
- Q.製作費はいくらするのか?
A.材料代だけなら数万円~10数万円ですが、キットですと50万円~500万円位します。
そのほか走らせるための設備(レールなど)にも費用がかかります。
ということでした。それでキット製品だと
・
小川精機・
動輪舎などがあるそうです。
キットに関してはプラモデルのようにはいかず、実物や機械加工の知識が無ければ難しい物らしく。
最近ではYahoo!オークションにも中古のミニSLがしばしば出品されているそうです。
しかし自分で直せる自信がなけれは、中古品はお勧めできない代物であるとコメントを戴きました。
早速ヤフーオークションを眺めてみたら、値段が100万円で即決価格が180万円ぐらいのがあった。
つまりその値段でなれければ割りに合わない代物だと思った。
どちらにしても金属を加工する能力や、ある程度の設計技術が必要になってきそうですね。
夢を追うのにも時間と資金と技術が必要なのは、これで明白になったかな。
数種類の個性的なミニSL

多くの夢を感じ取れる豊富なミニSL
上の写真のミニSL以外にも、外国制のSLから
近代的なSLまでと、個性的なミニSLがあった。
やはりどれもクオリティーが高く、大人のオモチャにしては規模が大きすぎるものであった。
どれも無料で乗車可能であるが、実際に遊園地
などでお金を払って乗せてもらっても
おかしくない造りと乗り心地であった。
ここまでスケールが大きいと、もはや趣味の領域を超えていますな。
ミニSLを造る時間と資金、技術を考えると多くの時間と情熱を注いできたのだと伺える。
こういった物を見ると、日本人はいかに器用な人種なのかがよく分かる良い例ですかね。
さらにはミニ信号機などもあり、ミニSLが近づくと自動的に音がなるように造られている。
ミニSLが動くスピードは、およそ15~20キロぐらいの速さかな。私も何度か乗せてもらったが
あのスピードは、脱線しても怪我無く安全に運行できるスピード設定なのだと解釈した也。
イベントは不定期ぽい
ミニSL 山形さくらんぼ運転会は定期的にイベントを開いているといよりは、不定期なのだと思う。
中山町で何度か行っているが、場所は中山町最上川河川敷公園のテニスコートであることから
この場所がもっとも都合の良い場所なのだと予想ができる。
山形よりは、地元の仙台の方で行っていることが多いようだ。
最上川中山緑地公園は、近くに長崎大橋があるが橋を渡る少し前に曲がらないと行けない
場所だった。橋の下にある細い道路から行くことになる。尚、周囲には駐車場らしきものが
見当たらず、ほとんどの方は公園内の路肩の方に駐車していました。
ミニSLの日時予定は公式サイトでご確認を
公式サイト:
ミニSL・ライブスチーム ヤマネ森林鉄道建設事務所
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