二つの滝を一箇所で見れる絶景スポット、不動滝と三階の滝

▲不動滝
蔵王エコーラインは冬期間11月~4月は閉鎖
- ・場所:宮城県刈田郡蔵王町(蔵王エコーライン間)
- ・行き方:山形-仙台間の蔵王エコーライン(無料)、宮城県寄り。
- ・駐車場:滝見台(約5台)、不動尊(約25台、道路を挟んだ反対側)に有。
温泉地帯は各それぞれに駐車場有。
- ・蔵王の名物・特産品:里芋、いが餅(稲花餅)、玉こんにゃく、さくらんぼ漬
- ・宿泊先:蔵王格安宿泊ホテル旅館

滝の名所、日本滝百選に入選!
蔵王の澄川には
不動滝、三階の滝、地蔵滝があり
蔵王エコーライン上にある
滝見台から
不動滝と三階の滝を二つの滝を一箇所で見れます。
不動滝は『高さ4m、幅16m』で滝見台からでは
右手の方に見えます。
三階の滝は『高さ181m、幅7m』で滝見台から
左手に見え、ブナやカツラの林の中を三段になって
落ちる名滝で、三段に滝が落下することから
三階の滝と名付けられ、日本滝100選に入選。
いずれも、紅葉で葉が色付く(10月中旬)頃からが
最高の見所時期です。
▲三階の滝
▲不動明王 ▲蔵王不動尊
不動尊には『蔵王不動尊』と彫られた大石碑と、『万緑の底に滝あり轟けり』と彫られた
斎藤茂吉の句碑も建てられています。不動明王の像は、道路側に立っており暗くなってから
初めてその場所を通ったりすると、あまりの強烈な印象にビックリしそうですね^^;

不動滝を見るなら不動尊で!
不動滝を見るならば、滝見台よりも『不動尊』
の方から見たほうが距離的にも近いので
少しでも不動滝を大きく見えることができます。
不動尊から滝見台の距離は車で約8分ぐらいの距離なので、ついでに見るのがオススメ。
道中はかなりの曲道なので、安全運転を!
*大型観光バスも頻繁に通ります。
▲不動滝
不動滝と三階の滝の伝説!!
滝見台、蔵王不動尊の立て看板には詳しくは書いてありませんが、不動滝と三階の滝には昔から
伝説が伝えられており、カニとウナギとの壮絶な滝壺(住み家)を争ったこんな話があります。

それは古い昔、蔵王山中の『三階の滝』には大カニが住んでいて、『不動滝』には大ウナギが住んでいました。
ある時大カニは自分の住み家が小さいのに不満に感じ、大ウナギが住む不動滝を略奪しようと決闘を申し込みました。
▲青根温泉、周辺の温泉

しかし不動滝に住む大ウナギは、年老いていたので大ガニに勝つことができないので
そこで大ウナギは女性に化けて里に住む猟師に
助けて貰うように依頼をしました。
▲青根温泉、周辺の温泉

そして決闘の日時に猟師は、女性に言われた通り現場に向かった。
少し遅れて到着した猟師が滝を見ると、川は真っ赤に染っていて
そこには大カニだけ居ました。猟師は銃で大カニに狙いを定め撃ちました。
▲峩々(ガガ)温泉、周辺の温泉

玉は大カニに見事ヒットし、回りの滝壺は血で
真っ赤に染まりそれ以来大カニの姿は
見当たらなくなりました。
一方大ウナギは、猟師が来る前に大カニのハサミで3つにちょん切られて勝負に負けていました。
▲峩々温泉の前に流れる濁川(ダクセン)

切り落とされた頭は青根に飛んで行き、胴体は峩々(がが)へ、尾は遠刈田(とおがった)に飛んで行きました。
▲遠刈田温泉周辺、こけしの里としても有名
その後、各パーツの頭は
青根温泉(頭痛、眼病に効能がある)になり、胴体は
峩々温泉(胃、腸、
肝臓に効能がある)になり、尾は
遠刈田温泉(神経痛、婦人病に効能がある)になりました。
行き方は、滝見台(不動滝、三階の滝)は、蔵王エコーライン(無料道路)上にあります。
峩々~青根温泉間の道路が非常に狭く危険なので、ゆっくり安全にドライブをすること。
いずれも3温泉地帯は車で約20分ぐらいの距離。それほど建物は建っていないので
割りと簡単に見つかります。
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