黒き獅子が盛大に舞う、長井黒獅子祭り

▲長井市で行っている、
ながい黒獅子まつりの黒獅子舞の様子
- ・場所:長井市の白つつじ公園内の特設ステージお宮
- ・イベント期間:5月下旬頃、入場無料
- ・駐車場:会場や臨時駐車場(無料)
- ・長井市の名物・特産品:サクラ、ツツジ、アヤメ、地酒、漬物、山菜、手打ちそば

3,000株にも及ぶつつじ公園と黒獅子祭り
長井市と言えば桜や白つづじで有名だが
イベントでは黒獅子舞が実に多い。
そして毎年5月には、長井市の各地区の
10数社に及ぶ黒獅子が一堂に会する
大規模なお祭りになります。
それは五穀豊穣、交通安全、家内安全を祈願したもので、長井市内を盛大にねり歩きます。
▲見事に咲く白つつじ


▲豊田小学校 少年少女河井獅子踊り ▲平野小学校 平小獅子踊り
長井市の獅子踊りの歴史
- 今から400年前の上杉家は、長谷堂城合戦で最上義光軍と戦い、関ヶ原合戦で徳川家康が
勝利すると上杉家は全軍撤退し、のちに家康に謝罪し会津120万石から米沢30万石に減封された。
上杉家は苦しい生活をしいられた。それで上杉景勝の重臣・直江兼続の家来である
青木丹波守が、自分は農業がしたいと言いだし平山村で侍から百姓となった。
大規模な石高減封により、村は日々苦しい生活が続き活気が無かったのだという。
そこで何とか村人に活気を付けてもらおうと、故郷である越後の獅子踊りの師を招き入れ
村の若者に習わせたのが始まりと伝えられています。
太平戦争中は一時休止したが昭和23年に復興を図り、昭和41年に長井市の無形民俗文化財
に指定されました。平山獅子踊りと言われるその伝統ある獅子舞は、毎年8月に行われる
平山熊野神社例大祭で奉納したり、長井市立平野小学校の児童達に『平小獅子踊』として
伝承され、現在も長井市では獅子舞が伝統として継続的に行っている。
黒獅子が市内をねり歩き、白つつじ公園特設お宮に集結

▲小さい居酒屋の中にも入って来る黒獅子の様子

長井市の黒獅子について
長井の獅子は黒獅子で、目玉が丸く飛び出て
眉が目玉の後方にある。この獅子頭は『蛇頭』
とも呼ばれ、長井市の地域特有の獅子で波頭を
表した大幕をつけ多人数の舞う『むかで獅子』也。
舞にも特色があり、水面を進む蛇の姿にも例え
られている。しかし・・・スゴイ鼻毛ですね(笑)
どの黒獅子の面も写真と同じ形でした。
▲何回もパクパクされました(酒臭い)
最初につつじ公園にできた特設ステージで、神主が笛を鳴らし祝詞をあげ関係者達は禊払いを
受けているようであった。その後黒獅子が会場内をねり歩き、次々と各神社から会場内へ来た。
警護掛かりについて
会場へやって来た黒獅子達は、右の写真のように獅子を先導する方が、体全身を使用し
特設ステージ内へ力づくで押し込むようにしていた。(押し込み中、黒獅子に逃げられたりもする)
この力で黒獅子を神社へ入れようとする行為を『警護掛かり』と呼ぶようだ。
うまく中へ押し込むと、獅子の面を特設ステージの中の台へ奉納するような感じであった。
地区・神社名 | 地区・神社名 |
寺泉・五所神社 | 草岡・津嶋神社 |
歓進代・総宮神社 | 川窪・文殊尊 |
河井・若宮八幡神社 | 九野本・稲荷神社 |
時庭・豊里神社 | 白兎・葉山神社 |
泉・羽黒神社 | 十日町・白山神社 |
森・津嶋神社 | 宮・總宮神社 |
小出・白山神社、皇大神社 | - |
▲黒獅子が各場所からスタートし、つつじ公園特設お宮がゴールとなる。
夜の街で黒獅子がパクパクしてた
夜の長井市内をねり歩き、あちらこちらのお店で五穀豊穣、交通安全、家内安全を願い
黒獅子にパクパクされてました。お店側では待ってましたと言わんばかりに、何かお供え物を出し
お辞儀をしていた。お祭りという言うよりは、何か神事の儀式的な事のように見えた。
それにしても黒獅子を随分うまく操作するものですな!確かに言われてみれば、蛇が水の上を
移動する様に見える。突然頭の角度を変えて移動する所が、何とも蛇らしい動きであった。
それと長い前髪で覆われた所から、ギョロした目つきで物を見る目は近くで見ると迫力があり
何か魔除け効果とかありそうだな~
長井市へは国道13号から、途中の赤湯方面から曲がり向かうと行きやすいかな。
白つつじ公園は市役所付近にあるので、特に迷うことはないかと思われる。
駐車場は白つつじ公園へ止めれるが、数が少ないので満車になっていることが多いと思われる。
当日は臨時駐車場が用意されており、市役所や長井小学校に駐車可能となっていました。
18時ぐらいになると一部交通の規制がされ、車が通れない箇所が出てくる。
交通状況は公式サイトでご確認を~
公式サイト⇒
長井市観光協会 黒獅子
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