真夏の夜に響くヤッショ、マカッショの山形花笠まつり

▲山形市の七日町通りで踊る
山形花笠まつりの様子
- ・場所:山形市の七日町通り
- ・イベント開始時間:8/5~8/7の三日間。18:00~21:30ぐらい。
- ・入場料:無料
- ・駐車場:会場周辺の有料駐車場や、総合スポーツセンターなど。
- ・山形市の名物・特産品:サクランボ、ぶとう、玉こんにゃく、こけし、米、紅花、鋳物
- ・宿泊先:山形市格安宿泊ホテル

威勢の良い掛け声で3日舞うお祭り
山形市でもっとも大規模なお祭りと言えば
やはり花笠まつりである。どのくらい大規模
なのかというと、今年(2008年)は3日合わせて踊り手が122団体で1万328人だそうな。
その人数で七日町の通路を舞うのである。
ゴールはヨーロピアンな建物の
文翔館。
スタート地点から歩いても5分程度の距離也。
▲山形駅内の花笠や吹き流しの飾り


▲徳良湖 ▲蔵王大権現
花笠音頭と山形花笠まつりの歴史
- 山形県内では幅広く花笠音頭が踊られるが、その発祥の地は尾花沢市にある徳良湖だと伝わる。
徳良湖とは大正8年に、かんがい用水の確保の目的として作られた人工湖で
その湖を作っている時の作業歌が、花笠音頭の起源だと言われています。
もっとも山形市で踊られるようになったのは、昭和38年に蔵王観光のPR目的として
『蔵王夏まつり』のイベントの一つにすぎないものであったが、次の年の39年から『山形花笠まつり』
として単独で行うようになったのが始まりのようだ。
なので花笠まつりを行う際にも蔵王大権現で毎年奉納する。そして先頭に蔵王大権現山車を配置。


▲山形花形まつり大提灯 ▲花笠太鼓の演奏
お祭りの祈願太鼓・花笠太鼓で幕を開ける
今年は3日のうち初日・8/5の花笠まつりを観光してきました。
市役所前で花笠太鼓の演奏が行われ、その後パレードが出発するという流れでした。
文翔館の横の所では、やまがた花笠食フェスタin文翔館という、山形のおいしい物が食べれる
露店場みたいな広場になってました。地酒や
玉こんにゃく・山形牛などが売られていた。

踊りの種類と内容について
貰ったパンフレットによると、いくつか踊りにも
種類があるようだ。薫風最上川(くんぷう)
通称は女踊りは、最上川を渡る爽やかな風と
稲穂の揺れをイメージした正調花笠踊りで
この踊りが一般的に多いかな。
主に先頭から後半(10集団)のうち
前半の集団は女踊りが多かった。
蔵王暁光(ぎょうこう)、通称・男踊りは、蔵王連峰の夜明けと大地を踏みしめ、自然の恵みへ
感謝した正調花笠踊り。女性も普通に踊っていたことから、女・男踊りの男女の差別は無いようだ。
笠回し系花笠は、花笠踊りの発祥の地である尾花沢系の踊りでダイナミックに笠を回すタイプ。
その他には創作花笠があり、これは参加者が独自に改造した踊りで様々なタイプがあります。
花笠まつりを面白くしている山車や参加者


▲イルミネーションアーチは、LED(発光ダイオード)で作成された
サクランボやラフランスのデザイン

花笠祭りを面白くしているのは何ぞや?
華やかな着物に身を包んだ踊り手に目が
行ってしまうが、お祭りを面白くしているは
飾りや山車、子役などが場を盛り上げるから
こそ踊り手が引き立つのだ。
仮に踊り手だけが踊る祭りだったなら
それはすぐに飽きられるだろうと感じる。
そしてその脇役を幾つかバサリと斬ってきた。
▲蔵王大権現の山車
愛の前立ての直江兼続と山伏
直江兼続が主役の大河ドラマ『
天地人』が決定したので、PR活動のため直江兼続が花笠まつりに
山伏と供に来ていました。真夏の蒸し暑い夜に鎧兜で参戦とはご苦労様です~
デコトラのような山車
山車の方もデコトラみたいにカラフルなライトや飾りを施し、荷台に人が乗っていて花笠音頭を
踊っていました。いや~しかし綺麗ですな!拙者は花火以外にも、ああいった光物も好きな方也。
特注で作るだろうから1台あたりの値段が、べらぼうに高いんだろうな~


荷台にはやまがたの米『はえぬき』の絵柄のマスコットが乗ってたでござる
ミス花笠
こちらはミス花笠に選ばれた方々4名。年齢は20歳前後だとか。写真を斬っているときは
真っ暗でミス花笠がさっぱり見えない状況でした。会場は声だけが聞こえる意味不明な内容・・・
写真を加工してみたらあんな感じの素顔でした。スポットライトの一つぐらい当ててあげなって(笑)
豊富なマスコット
右上のは、おいしい山形のマスコットキャラのペロリンです。あの角度で見られると何でも食いそうな
夏の化け物にも見えなく無いですねw 左上にいるコボちゃんぽいマスコットは、祭りが始まる前は
マスコットの中が暑くて死にそうなのか、客席用のベンチで大の字で堂々と寝そべってましたw
全体的な印象
総合的に眺めると会社などの命により、無理やり踊らされているという雰囲気があまり無かったのが
良かったかな。イベント自体もそれほど多くはないが、創作花笠や山車や飾りでそれを補っており
次はどんな個性的なグループが来るのか?というワクワク感があるお祭りであった。
また三日間の内、日ごとに違う芸能人を呼び祭りを盛り上げていた。
場所・地図・駐車場など
- 場所や地図に関しては、こちらの
山形駅周辺の地図に記載。駐車場は無料で止めれる所が
無いので、周囲に多く存在する有料駐車場を利用することになる。
総合スポーツセンターにも駐車可能だったので、シャトルバスも出ているものと思われます。
その辺は公式サイトの方でご確認を>>山形花笠まつり
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