村を救った三毛犬と四毛犬の鎮守の場、犬の宮と猫の宮


高畠・犬ノ宮
犬の宮

  • ・場所:山形県東置賜郡高畠町高安

  • ・行き方:国道13号線から途中までは、亀岡文殊方面へ目指すと行きやすい。

  • ・駐車場:犬の宮と猫の宮の間辺りに約20台ほどのスペース有(無料)。トイレ有。

  • ・高畠町の名物・特産品:ワイン、ラ・フランス、ぶとう、りんご

  • ・宿泊先:高畠町宿泊先(旅館・ホテル)

東北自然歩道地図マップ(小)
▲画像クリックで拡大表示可能

鳥居前
おや!?何だここは・・・ワンコの神社?
ここ高畠には、犬の宮と猫の宮という変わった
名前の神社があります。不思議な場所だな。
犬や猫でも供養してるのだろうか・・・
と思いながらも行ってみました。

随分立派な石の階段と杉の木が目立ちます。
なんか、人間様の神社より立派な建物だなw
まずは犬の宮からご紹介しましょう。
          ▲犬の宮の入り口

入り口から左にある碑
『犬の宮』の名前の由来と高安の昔話
それは昔、和銅年間の頃の話。ここ高安村は
年貢を納めずに田畑を耕し村人は生活していた。

ある年のこと、毎年の春と秋に2人ずつ『子供』を
年貢として、都の役人に差し出せと言ってきた。
役人は「この事は、甲斐の国(現在の山梨県)の
三毛犬、四毛犬には伝えるな」と言い立ち去った。村人達は大変困り悲しみました。
                                    ▲犬の宮入り口の左にある石碑

鳥居前の入り口そしてある時、文殊様へお参りを済ませて
帰ろうとしていた座頭が道に迷い困ってた。
日も暮れ疲れを感じた座等は一夜泊めてくれ
と村人に頼んだ。頼んだ家は、ちょうど今年に
年貢を差し出す家だった。

座頭は、そのおかしな年貢の納めの話を
聞いて甲斐の国へ行き、その2匹の犬を
探して連れてきて村に帰ってきた。
      ▲犬の宮の入り口の右にある地蔵

三毛犬と四毛犬犬のシーサー版▲左右のは三毛犬と四毛犬かな          ▲シーサーかと思いきや犬だった

座頭は村人達に、その犬と悪魔退散の策を教え村を去った。さっそく村人達は、役人達を酒の席に招待して酒を飲ませた。役人達が酒で酔っ払った時に、三毛犬と四毛犬をその酒の席に放った。

その場は大乱闘になった。しばらくして騒ぎが収まった頃に、酒の席へ行ってみると
そこには役人ではなく、2匹の大狸とその仲間の狸だった。そしてその傍らには
傷ついた三毛犬と四毛犬がいた、手当をしたが2匹とも間もなく死んでしまいました。

犬の宮の階段1犬の宮の階段2▲犬の宮を下から見た写真             ▲犬の宮を上から見た写真

「この村を救った2匹の犬を、村の鎮守とせよ」と座頭のお告げにより、その犬をまつったのが
『犬の宮』だそうです。その後この村では難産もなく、生まれた子供は無難に育ち村が栄えた。

直木賞を受賞した戸川幸夫氏が書いた『高安犬物語』は、この村の舞台で同様の内容です。
現在犬の宮では、犬の健康や供養のため訪れに来る方が多い。神社の扉の壁には犬の写真や
亡くなったペットにコメントを書いた文章などが貼られていました。


犬の宮の物語の続きになっている、猫の宮


高畠・猫ノ宮
猫の宮

ネコ萌え
犬の宮のすぐ近くにある、猫の宮
すぐ近くにある猫の宮へ行ってみると
そこには猫がいた!! 逃げないだろうか・・・
とか心配しながらそっと忍びながら近づいた。

人に慣れているのか、ある一定の範囲まで
近づいても逃げない猫だ。うひゃ〜めっちゃ
めんこいな。ナデナデナデしたいな(>_<)
しかも超プリティーな子猫だ。
     ▲うおぉぉぉぉぉぉ!猫がいるぞー!!

入り口から左にある碑
『猫の宮』の名前の由来と昔話
この村には信心深い庄屋夫婦がいた。
二人には子供がいなかったので、猫を飼って
いた。しかし飼っている猫は病気ですぐ死んで
しまったので、二人は丈夫で健康な猫を授かる
ように観音様に祈った。

そしてある夜に、観音様が夢枕に立ち「猫を
与えるから大切に育てよ」とお告げがあった。
                                   ▲猫の宮入り口の左にある石碑

ネコの神社授かった猫に『玉』と名づけ大変可愛がった。
長い間この猫を育てていると、不思議なことに
何処へ行くにしても傍らを離れず着いてきて
何物かを狙うがの如く睨むようになった。

そのあまりにも異常な行動に、庄屋は気持ち
悪くなり思いあまって懐に隠していた刃物で
猫の首を切り捨てた。
   ▲猫の宮の壁には、猫の写真でいっぱい!

ネコの写真1ネコの写真2▲猫の宮 子猫の方は少し警戒心がある        ▲猫の宮 カメムシを眺める子猫

ところが猫の首は天井裏へ飛んで行き、隠れていた大蛇に噛み付き殺した。この大蛇は70年前に
三毛犬と四毛犬によって殺された狸の怨念の姿で、猫は観音様の化身で庄屋夫婦を守っていた。
村人は庄屋を救った猫のため、観音堂を建て供養した。それが現在の『猫の宮』となっている。

親子ネコの写真
▲猫の宮 左の猫が母親で、右2匹はその子猫のようだ

いや〜ここは猫好きには聖地ですね^^ 親猫は触ってナデナデしても逃げませんでした。
回りにはキャットフードが散乱していて、地元の方が餌付けしているのだろう。
駐車場の方に、ホワッツ・マイケル風の毛色の猫が2匹いたが、すごく人になつく猫しゃんでした。

初対面の相手に対し警戒心があまりないことから、地元の方がいかに大事に育てていることが
伺い知れた。猫は大抵、餌付けする方にしかなつきませんからね〜
しばらく猫がどこかにいなくなるまで、ずっと猫と戯れていました(´∀`)ネコ、サイコー

猫の宮の桜猫の宮の花見
春に訪れたら猫の宮には綺麗な桜が咲いてました

あらっ?猫タンどこに行ったー!?
春に高畠町へ立ち寄ったので、せっかくなので猫をマッハ撫でまくろうと猫の宮に行ったのだが
猫がイネー!一体どこへ行ったのやら?神社の境内の下を眺めても、エサとか無造作に置いて
あるだけで、猫がいる気配がまったくない。というか・・・神社の階段が焦げていたのは
これは何かあったのだろうか・・・。近所の猫嫌いの人が、追っ払ったのだろうか・・・

猫の宮サクラ猫の宮
今思えば猫と遊んでいた時期が懐かしく思えるものだ。切ないものだなー


樹齢千年の杉、たこ杉


高畠・犬ノ宮
たこ杉

犬の宮と猫の宮の行き来する道路の間には、『たこ杉』と呼ばれる樹齢千年の杉がありました。
根の部分がタコの足のように、グネグネと曲がっておりタコらしい杉の木でした。

高畠・たこ杉高畠・タコスギ
▲たこ杉とは、よく考えたものだ。見てそのまんまか!▲

地元では『子育ての杉』として知られているそうです。動きを感じる根っ子が特徴ですね〜
しかし、犬の宮や猫の宮の方がインパクトが高いのか、気づかれずに素通りされそうな木でしたw


高畠・犬の宮と猫の宮の地図と周辺の場所


犬の宮と猫の宮の地図マップ(小)
▲画像クリックで地図拡大表示可能
山形県東置賜郡高畠町大字高安周辺の地図 - Yahoo!地図情報

犬の宮と猫の宮への行き方は、国道399号線から細い道へ入っていく分けだが、でかい看板が
あるわけでもないので、高畠小学校から南へ行くと迷わず行けそうかな。犬の宮と猫の宮行きの
看板はあるにはあるが国道399号線のは、小さく見づらいので見落とさなければ迷うことはない。
周辺は田んぼと田舎の風景なため、本当にこの道でいいのか?と少し不安に感じる道でした。


▲犬の宮と猫の宮の動画


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