大正ロマン漂う風格のある町、銀山温泉

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銀山温泉(ぎんざん)
- ・場所:尾花沢市大字銀山新畑
- ・効能:神経痛、リウマチ、皮膚病、創傷、成人病、婦人病、胃腸病、冷え性
- ・行き方:車では国道13号線沿いから、途中で尾花沢へ曲がり銀山温泉方面へ。
バスは、大石田駅から市営バスの銀山温泉行きのバスから約40分で到着。
- ・駐車場:銀山温泉行きの坂を下る前に、各旅館ごとに道路を挟んだ左右に駐車場有。
温泉街は車が通行禁止で、坂を下るとUターンをするスペースがほぼ無い状況なのでご注意を!
- ・尾花沢の名物・特産品:スイカ、漬物、こけし、尾花沢牛、米、ソバ、ガラス工芸、畑焼
- ・宿泊先:銀山温泉格安宿泊旅館

『おしん』で有名になった、銀山温泉
銀山温泉は、NHK連続テレビ小説『
おしん』の舞台だったので全国的に広まり一躍有名に
なった温泉観光地です。
おしんは、1983年から約1年間放送され
平均視聴率は52.6%で、最高視聴率が62.9%と
かなりメジャーな人情ドラマです。
またその人気は、日本だけでなく海外でも
放送され世界で63ヶ国放送。多くの方が
涙された人気ドラマです。
それだけメジャーな観光スポットになったので、今では予約を取り宿泊するのが大変難しい状態となっているそうです。日帰り温泉や和楽足湯(わらしゆ:無料)などは、ご利用いただけます。
▲紅葉の時期に行くのが見所ですね


▲伝統の宿 古山閣(こざんかく) ▲銀山温泉街
大正時代の面影を残す旅館街は、湧き出した源泉をそのまま使用してるので温泉効能も高い。
夜になるとガス燈の明かりで旅館が照らされ、雪景色や紅葉の時期が見所であり特徴です。
ほとんどの建物が木造建築でモダンな作り、雪が積もればおしんの舞台設定通りな名所。


▲旅館藤屋 ▲江戸屋
旅館藤屋は、カリフォルニア出身の外国人女将・藤ジニーさんが切り盛りする旅館です。
入口の歩道脇には水が張っており、和を感じる造りになってました。昭和に木造3層になったとか。

▲能登屋旅館
ふむ、絶景かな絶景かな
おぉー、ここすごいな!千と千尋の神隠しぽい風景になってるぞな!夜になるとガス燈が付くので
さらにそれらしい風景になります。中の方も大正時代を感じさせる和洋スタイルの部屋也。


▲左の写真:無料でご利用できる和楽足湯(わらしゆ)
銀山温泉以外でも名所がある白銀公園

▲画像クリックで地図拡大表示可能
こうして見ると、銀山温泉以外にも随分見て回れる観光スポットがありますな~
都合良く一回で見て回れるルートを、頭に入れて散歩したつもりだが『こうもり穴』から
『銀鉱洞』へのルートは通行禁止だったりと、かなり遠回りをするハメに(;´Д`)

まずは銀山温泉街から山の神神社へ
最初に山へ入山する前は、やはり山の神に
一言ご挨拶をしてから山へ進入するべきだと思う私は、銀山温泉から山の神神社へ。
鳥居から神社通路には、また変わった
謎の植物が生えていました。
ん!これ…ピーマンぽいな!
食えるのだろうか…
▲山の神神社


▲銀山白銀公園の入り口 ▲ピーマンぽい謎の植物
山の神神社への行き方は、左の写真から行こうとするとちと遠回りなので、もう少し手前の
温泉街からのルート行った方が楽なことに後で気づいたよ…この神社は子宝安産、夫婦円満
のご利益があるそうです。私は一人で行ったので、安全に入山できるよにと (_ 人 _)ナムー
銀山温泉から近くにある白銀の滝

豪快な水しぶきで自然のパワーを吸収!
銀山温泉の近くにある『
白銀の滝』は
高さは22mとそれほど高いものではないが
滝を間近で見られるのが特徴。
豪快な水しぶきで回りは薄っすらと細かい
水滴が漂いリラックスできるスポットです。
少し登った対岸の台からもゆったりと見れ
新鮮な山の空気と滝の水しぶきで
マイナスイオンがすごそうですね~
写真を撮った斬った時は夏だったので
しばらく滝の前で涼んでいました^o^
まさに自然のエアコンと言った所か
自然のエネルギーをたっぷりと体に浴びた
ことだし、いざ出陣!めざすは延沢銀山の
銀鉱洞へ~
▲白銀の滝(銀山温泉から徒歩2分)


▲この距離で見れるとは素晴しい ▲やはり紅葉の時期が見所だな


▲こうもり穴 ▲銀山温泉近くの謎の記念碑
謎々しい観光スポットでもある
白銀の滝を上から見ようと坂を上って行ったときに、こうもり穴や謎の記念碑らしきものを発見!
名称からすると、コウモリでもいるのだなと思ったが中にはお地蔵さんだけいました。昼間は留守
なのだろうか…?糞らしき跡もとくに見当たらず。そしてあの記念碑は何なのか未だ謎な所だ。
そういえば山の神神社の参拝ついでに、天狗岩でも見ようと奥に進んだが見当たらず…
奥には地元の先祖代々のお墓が、10箇所ほどあっただけでした。ふむ謎な観光スポットだな…


▲せことい橋(銀山温泉から徒歩1分) ▲籟音の滝(らいおん)
せことい橋周辺
白銀の滝の上にある『せことい橋』からは籟音の滝を眺めることができます。
この水が下に流れ、白銀の滝の元となっているのだな。探究心をくすぐるものだ。


▲河鹿橋(銀山温泉から徒歩4~5分) ▲斉藤茂吉の歌碑
河鹿橋周辺
さらに奥へ進むと今度は、河鹿橋に通りかかります。さっきの『せことい橋』とは違い、石橋仕様。
その近くには、歌人・斉藤茂吉の歌碑がありました。彫られている文字は
「蝉のこえ ひゞかうころに 文殊谷 吾もわたりて古(いにし)へおもほう」と彫られているそうです。

冷たい風が吹く涼な場所、夏しらず
夏しらずという洞窟のような場所がありました。
手前にはベンチが用意されていて、そこに座ると涼しい風がそよそよと吹き気持ちが良いです。
なぜか夏なのに風がとても冷たく体感温度から
すると、約23℃でエアコンをいれたぐらいの
温度かな。だから『夏しらず』という名称なのかも。
▲夏しらず坑(銀山温泉から徒歩10分)
銀山温泉から奥にある延沢銀山、銀鉱洞

▲銀鉱洞の入り口((銀山温泉から徒歩15分)
夏しらずから歩くこと、約3分で銀鉱洞の入り口に到着。入り口前には池があり鯉が泳いでました。
この場所は『銀鉱洞』と言い、国指定の史跡です。時は戦国時代に、尾花沢の藩主・延沢氏の
支配地で、別名『延沢銀山』(のべさわ)とも呼ばれています。名前の通り銀が多く採れる場所です。


銀山温泉・延沢銀山、銀鉱洞の中の採掘場
狭い階段を下りるとそこには、銀の採掘場となっていて真っ暗な場所でした。私以外誰もいなかった
ので少々ブキミな場所でした^^; なんかドラクエの洞窟みたいな舞台でしたよ。
近くの壁を見れば銀ぽいのが見られるかと思ったが、それらしき物はさっぱり見えませんでした。

銀山発見者、儀賀市郎左衛門の像
銀鉱洞を出て少し上へ登ると、時は康正2年
1456年に銀山を発見した金沢の
『儀賀市郎左衛門』という方の像があります。
元禄2年(1689年)には大崩落がおきて
この銀山は廃山になった場所だそうです。
像の回りにはお金や石が置かれてました。
ご利益でもあるんだろうか…?
▲儀賀市郎左衛門の像

銀山温泉のお土産や特産品・名物所
帰りのお土産は温泉街や、銀山温泉に来る前にある
伊豆こけし工房などで購入ができます。
伊豆こけし工房では、大正にできた銀山こけしや
赤ちゃんの生まれた体重や身長に合わせて作る『おしんこけし』などがあり、実際に工房でこけし
作りの体験が可能。
▲伊豆こけし工房
銀山温泉温泉への行き方は、国道13号線や347号線から各それぞれの県道への道で行ける。
東根の楯山付近からの道路29号線からも行けるが、悪路なため国道から行ったほうが良いかも。
県道付近はいくつか案内板があるので、さほど迷うことはない。
銀山温泉街は車での通行禁止なため、温泉街まで車で坂を下ってしまうとUターンに困るので
各温泉の駐車車が見えたら駐車して、歩いて坂を下りて行きます。
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