上杉謙信が出陣の前に行った米沢上杉まつりの武てい式

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米沢上杉まつり・武てい式の『五沽水の儀』の様子
- ・開催期間:毎年4月29日~5月3日のうち、2日の19時~20時30分に行われる(入場無料)
- ・場所:米沢城・上杉神社の駐車場のおまつり広場
- ・駐車場:米沢城周辺や臨時駐車場
- ・米沢市の名物・特産品:米沢牛、米沢鯉、舘山りんご、うこぎ、雪菜、織物、笹野一刀彫
- ・宿泊先:米沢市格安宿泊ホテル旅館

戦とは己の欲のために起すのではあらず
米沢上杉まつりの5/2に行われる武てい式に、再び行ってきました。印象からすると
演出やイベント内容は何度見に行っても
常に固定で同じですね。
つまり忠実にイベント内容を変に改変せず
そのまま後世に残しているということか。
▲ライティングが良い味だしてますな~
武てい式とは?
- 上杉謙信は生涯において、自ら陣頭に立った戦はおよそ七十余り有り、出陣の前に自我を払い
神仏に代わり不正不義を討つという儀式的なものである。上杉謙信は神仏の信仰心が強く
軍神である毘沙門天を崇拝していました。毘の旗印の文字は、そこからとったものです。
新潟県の方でも謙信公祭という、似たようなイベントが行われているようです。

二代目・上杉太鼓じゃそうな
米沢上杉まつりで叩かれる現在の上杉太鼓は
第2代目にあたる太鼓だそうです。音も遠くまで
響き、初代より性能が良い代物であり
武てい式が始まる前には、一般者でも叩ける
イベントをやっていました。
武てい式の方の、上杉謙信役の方は千葉から
来られている方のようです。
▲武将の登場の時は上杉太鼓が鳴らされる
武てい式の武将構成


武てい式に登場する武将達
たくさん武将は居るが、どういった構成なのか調べてみた。上杉謙信が祈祷中にそれぞれの
武将が登場するという流れになっている。上杉謙信のボイスの「い~よしっ!」と言う、あの独特の
ボイスは、初め内はみんな面白がって「い~よしっ!」と真似るのは毎年共通ですね(笑)
あ、ボイスは本人が喋っているのではなく、あらかじめ音声に録音したのを会場に流していやす。
先手 | 二の見 | 前備 |
・柿崎和泉守景家 ・新発田因幡守治長 ・島津左京進規久 | ・水原壱岐守隆家 ・斉藤下野守朝信 ・竹俣三河守広綱 | ・須田相模守満親 ・松本石見守景繁 ・下条薩摩守実頼 |
左備 | 右備 | 後備 |
・本庄越前守繁長 ・安田治部少軸長秀 ・長尾遠江守藤景 | ・新発田尾張守長敦 ・山吉孫次郎豊守 ・加地安芸守知綱 | ・中篠越前守藤資 ・古志駿河守秀景 ・大崎筑前守高清 |
総大将 | 本陣 | その他 |
・上杉謙信 | ・高梨源太郎政頼 ・大河駿河守忠秀 ・鮭川摂津守清長 ・井上河内守清政 ・綿内内匠守広綱 ・村上左衛門尉義清 ・色部修理進勝長(軍奉行) ・宇佐見駿河守定勝(軍師) | 後押 ・甘粕近江守景持 小荷駄 ・直江大和守実綱 僧侶 ・安養院 砲術 ・丸田勘解由 |
武てい式のイベントの流れ


▲青龍隊 ▲馬廻組槍隊
僧に扮した忍者が情報を収集し、敵の動きを知ることから始まる。その後、総登城の太鼓が打ち
鳴らされて武将が集結。青龍隊・馬廻組槍隊による演舞が行われ、神官達による軍神勧請が
行われ、上杉鉄砲隊による発砲がある。


▲軍神勧請 ▲上杉鉄砲隊
上杉謙信は五沽水の儀を行い、神前に供えた水を水筒に移し、それを各武将へ配る。
その後、刀八毘沙門の旗と八幡の御弓、天賜の御旗を渡し、上杉謙信の和歌が朗詠され
出陣するという流れになっている。出陣は5/3の
川中島合戦へと話が繋がっている内容也。
全体的な印象
基本的にイベント内容は、前回来た時とまったく一緒だった。早いうちにくると左右にある無料で
座れる席もあるので、1時間少し前に来ると座って武てい式を眺めることが可能になる。
真ん中は有料席なため予約が必要となる。予約は米沢上杉まつりの時期付近になると
こちらの
山形県米沢市《米沢上杉まつり》公式ホームページで有料席を販売しているようです。
(川中島合戦の有料席のチケットも)。尚、有料席は300円ぐらいのパンフレット付きという特典。
場所や駐車場は、こちらの
米沢上杉まつりに軽く記載しておきました。
2008年度は、米沢総合公園に車を駐車してシャトルバスで現地へ行くサービスをやっていなかった
ようだった。毎年臨時駐車場は変わるのかな。ただ武てい式や川中島合戦のイベントは
会場内に駐車するのは相変わらず困難というより、満車で無理だった。
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