山形の桜・千本斬り日記

山形の桜名所へ『大山公園桜祭り・黒川能』の桜・花見


大山公園の桜
大山公園の中央入口の赤い鳥居と桜の様子

桜祭り
大山公園さくらまつりと黒川能鑑賞会
ここ大山公園では約900本のソメイヨシノの桜が見られます。駐車場からは山登りになるため少し疲れるが、武藤氏の本丸跡からの下池の眺めが良い観光スポットである。

また桜の時期には、下の広場の方でイベントも行われ、花・イベント・遊具・団子とバランスよく整った桜祭りだと思った。
         ▲中央入口の隣の広場

会場内周辺道路の桜
▲イベント会場の様子                     ▲道路脇の桜

会場内は子供用に中に入って遊ぶトランポリンがあり、露店もいくつか出ていた。左の写真の右側にあるのが、黒川能やイベントを行うスペースで、側には青いシートが敷かれ座って鑑賞できます。

坂の花見中央上りの桜
▲中央の赤い鳥居から、三吉神社参道の坂の桜の様子▼
桜の写真1桜の写真2桜の写真3桜の写真4桜の写真5桜の写真6


下池▲三吉神社の展望台から下池を見た風景

西ノ丸
大山公園は下池と石鳥居の広場が桜の見所
大山公園は基本的に一つに、密集して桜が植えられているというよりは、まばらに植えられている
印象が強い。密集して咲いている所は三吉神社
参道の石鳥居がある所と、加藤嘉八郎像がある周辺が見所スポットだと思った。

公園と言うより山なため、周囲の街並みの景色が見渡せるので桜が無くても気分は良いものだ。
                                      ▲西ノ丸跡にある石鳥居

加藤嘉八郎花見
▲加藤嘉八郎像                       ▲武藤家碑

桜と風景花見の写真
ややっ!絶景かな~♪
桜の写真1桜の写真2桜の写真3


黒川能・羽衣


黒川能
▲最初に行われた黒川能の『羽衣』

国指定重要無形民俗文化財の黒川能
最初に鶴岡市長がコメントした後に、能の内容を聞き黒川能のイベントが始まった。
内容は2話あり、最初に『羽衣』で次が『末広』。普段は衣装と能面を見に付け舞うそうだが
今回は付けずに黒川能を行うようだ。舞っている表情も伺え、まさに貴重なイベントとなった。

黒川能羽衣
右から歌を歌う人、横笛・締太鼓・バチを持った太鼓となっており、歌う人が多く約6人だった

あらすじ
漁夫達が三保の松原に釣りに出かけたときに、その中の白龍という者が何とも言えない香りが漂う
中で、松の枝に美しい衣が掛かっているのを見つけ、家の家宝にしようとして持ち帰ろうとした。
そこに天人が現れ、衣がないと天上世界へ変えれないから返してくれと言った。

しかし白龍は返さなかった。天人は嘆き悲しんだ。その様子を見た白龍は心を動かされ
天人の舞楽を見せてくれるなら返すと言い、天人は喜び羽衣を着て駿河舞を踊り、地上の世界は
あたかも極楽世界になり、やがて天人は富士の高嶺へ舞い上がり、大空の霞に消えた。

黒川能の写真羽衣の舞


黒川能・末広


黒川能
▲こちらは喜劇になっている『末広』(狂言)

末広狂言黄金色の束帯の人が富豪、青色が従者、傘を持っているのがスッパ役

あらすじ
富豪が祝宴の来客への進物用に、従者へ末広がり(扇)を買って来いと命令した。
従者は末広がりが何なのか知らず買いに出かけた。都に着くと「末広がり買いますよ」と叫びながら歩くと、スッパ(詐欺師)に呼び止められ、これが末広がりだと騙され高値で古傘を買わされる。

スッパは従者の事情を聞き、もし主人が機嫌を悪くしたら踊れと舞を教え去っていった。
帰った従者は主人に末広がりを渡すと、末広がりとは扇のことだと厳しく叱れた。
従者はスッパが教えた舞のこと思い出し踊った、その面白おかしい舞を見た富豪が機嫌を直し
ついには浮かれ、従者と共に仲良く踊るのであった。

富豪が踊る桜が舞う舞台丁度シーンに桜が散り、舞台に流れてきた。どうやらあの場所には、神が降臨していたようだ。


大山公園桜祭り・黒川能の動画



▲念珠関弁天太鼓と大山公園の桜の動画

黒川能の後に午後から、念珠関弁天太鼓が行われました。その時の太鼓の音楽と共に桜を
ご鑑賞あれ~♪ 横笛を吹いている人が、たぶん団長のようだ。学生時代は地元で学校らしく
大山公園の坂を部活で登らされていたとか。笛を吹くのが上手な方だったな~
海賊という題名の笛の音色が、何とも日本海の潮の流れを感じる曲だった。


▲羽衣

動画の要領とバッテリーの都合上、動画は飛々にしか撮っていない。写真と動画を合わせて
1GBフルに使いきりました(@_@;) 長時間斬るとなると、もう少しでかいサイズが必要か・・・。


▲末広

腕と指の部分と、立つ位置を見るとあれが能の基本姿勢なのだと思った。ほぼ一番前列で能を見ていたが羽衣を舞っている方は一見涼しく踊ってるように見えるが、あれは坊さんが集中して筆で、文字を書いているような雰囲気がするような気だった。何とも見事な黒川能でした。拍手喝采だったよ。



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