山形城・東大手門の近くにある最上義光歴史館

▲最上義光歴史館(もがみ よしあき)
- ・場所:山形県山形市大手町付近
- ・開館時間:午前9時~午後4時30分。休館日は月曜日と12月29日~1月3日
- ・入館料:
大人300円、高校生200円、小・中学生100円、毎週土曜日は小・中学生は無料
2009年4月から入場無料となりました。
- ・駐車場:最上義光歴史館の隣の有料駐車場とか霞城公園内とか
- ・山形市の名物・特産品:サクランボ、ぶとう、玉こんにゃく、こけし、米、紅花、鋳物
- ・宿泊先:山形市格安宿泊ホテル

山形城主・最上義光に関する歴史館
山形城、別名・
霞城公園の
東大手門の近くには
最上義光歴史館がある。ここでは山形城や
最上義光に関する資料を眺めることができる。
入口のカウンターには、音声で資料を説明してくれる無料ヘッドフォンがあるが、貸出の要請をすると貸してもらえる(電池が切れやすい)
▲たまに噴水が出ることがある
歴史館自体はそれほど広くはないが、最上家の所用の品々や山形城や最上義光に関する映像が
あるので、それほど退屈することはなかった。入口左の奥には喫茶室があり、ゆっくりくつろげれる。


▲中を覗くと鯉らしき魚が泳いでた。どうやらカラスが、あそこで水浴びをしているようだ▲
最上義光と駒姫の木像や展示物

▲実寸大と思われる最上義光の木像
とりあえず中に入ると、第10代当主・最上義光と愛娘・
駒姫の木像が出迎えてくれる。
*写真に関しては、入口のロビー内にある展示物なら問題無いと、館長がそれを認めています。
と受付の人が言ってたから、そのご好意に甘えて遠慮なく写真を斬ってきた。

リアルに再現された実寸大の木像
こちらは最上義光の愛娘の駒姫。たぶん三条河原で打ち首が決定し、辞世の句を詠み仏に拝んでいる様子を彫った物だろう。東日本の中で随一
綺麗で評判の高かったお姫様だったらしい。
いずれもこの木像は、確か新聞社の部長だったか?の者が最上義光の資料を集め、彫らせた物だそうだ。側の説明にそう書いてあった。
▲愛娘・駒姫の木像


▲侍の甲冑と装備 ▲騎馬に装備される説明
侍の装備と騎馬の様子
木像の隣には、侍の甲冑の装備とその説明が書いてあった。まあ下級武士はこの様な立派な
甲冑は見に付けていなかっただろうから、中級武士以上の一般的な装備かと思われる。
右の騎馬像は、馬にはどのような装備を見に付けさせ出陣したのかを知る物だった。
昔の馬は今で言うサラブレッドのような外国の馬ではなく、小さい馬だった。

▲入館記念ハンコ3種
判子の内容
こちらは最上義光歴史館に置いてあるハンコの画像。最上義光の現在で分かっているあだ名は
『虎将』と呼ばれているので、それをキャラクターとして取り入れたのであろう。
右の壷のようなハンコは、最上義光が自分の書状であるという証明に使っていた印で
真ん中には、縁起の良い『七』の文字を取り入れている。
他の展示物は?
他の写真は撮影禁止のためお見せすることはできないが、長谷堂合戦図屏風や書状などがある。
あと駒姫を書いた絵や、伊達政宗が若き頃に最上義光へ出した書状や鉄の指揮棒などもあった。
中でも目玉と思われる展示物は、天下を統一した
織田信長より貰ったと伝わる三十八間金覆輪
筋兜だろう。現在は三鍬形立物の利剣と、鍬形の部分を修復し完了したようです。
この兜の特徴は、長谷堂合戦で
直江兼続が率いる上杉軍の撤退時に、伊達・最上軍の連合軍が
追撃したとき最上義光は頭に鉄砲の弾を受けた時の傷が、生々しくそのまま残っていることだ。
これは第47代・最上義氏さんからご好意を受け、譲り受け展示した兜だそうだ。
最上義光歴史館のお土産

▲アンケート答えたら貰った、最上義光歴史館の展示品の一部のポストカード
直江軍軍旗と金小札紫糸威最上胴丸
左の鳥のやつは最上軍が長谷堂合戦のときに、上山口の戦いで勝利した際に戦利品として持ち
帰った軍旗です。あの鳥は『雁』(がん)で、カモ科の水鳥をデザインした旗。縦156cm、横222cm
右の鎧は通称・最上胴丸と呼ばれ、最上義光はあのような胴丸を見に付けていた。最上胴丸が
量産されるようになると、上級武士達にも鎧が出回り、それを装備して合戦に出陣したそうだ。

最上義光所用の鉄の指揮棒のエンピツ!
最上義光が常に握っていたという、刀より重い鉄制指揮棒の鉛筆。これはクイズを受け全問正解すると無料で貰えるのだが、大人が正解しても貰えない物だったので、購入してきた
(300円、2本入)。
問題は簡単で、答えには全て『数字』が入る。ヒントは展示物の説明文にある。
▲鉄の指揮棒の鉛筆
指揮棒には『清和天皇末葉山出羽守有髪僧義光』と書いてある。意味については、自分は清和源氏の血を引く末裔で、出羽の国の山形を守る髪を剃っていない僧の者である。という意味だ。
この鉛筆は本物の鉄の指揮棒に似せて作ってあり、四角形の鉛筆だった。

色々読んだがこの本が分かりやすかった
他には片桐繁雄氏が書いた『北天の巨星 最上義光』という本を購入(1000円)。色々な本はあったがこの本は読みやすく、中学生でも読みやすいように書かれている本だったのでオススメかな。
他は玄人向けの本だったので、コアな人が購入しそうな本だった。
▲すでに本が折れ曲がるほど熟読した
全体的な印象と感想
最上家は改易によりほとんど資料なども少ないが、筋兜や指揮棒があったのには驚きだ。
ただ普通に資料を通るように眺めると、すぐに見終わってしまうので、音声ガイドを借りて見た方が
良い。値段に関しても大人で300円で、土曜日だと小・中学生は無料で入れ映像の方も長く見れる
ので良心的な博物館だと思った。学生はクイズをして、鉛筆ゲットを狙ってみると良いかも。
普通の方だと1時間もしない内に帰られるが、自分は気づいたら2時間ぐらい眺めていたようだった。
場所については、山形城の東大手門の側にあります。駐車場は、最上義光歴史館と山形美術館の
間にある有料駐車場や、山形城内の無料駐車場あたりを利用すると良いかも。
こちらの
山形駅周辺の地図の方が分かりやすいかも。
『最上義光歴史館』関連記事
記事のコメント