
旅人の天晴れ『山形城 東大手門』の話

▲二の丸の門を復元した
山形城の東大手門東大手門の再建だけで11億!
普段何気なく通過するだけの
山形城(霞城公園)の東大手門だが、なんと総予算が11億円ほど
建設費が掛かった代物だそうだ。昭和53年の10月から作業を開始して、平成3年の3日に完成!
という長い時間をかけてできた門である。資料があったのでその内訳を記し斬ってみた。
東大手門の事業費 | 各事業費 |
石垣工事費 | 1億8千万 |
建築工事費 | 4億8千万 |
木材購入費 | 2億3千万 |
石材購入費 | 2千8百万 |
広場工事費 | 9千万 |
調査、設計委託費 | 8千万 |
その他 | 1千2百万 |
合計 | 11億円 |


▲
霞城公園の東大手門の橋から見た2の丸の堀の様子▲
本丸の完成に、資金と時間は一体いくらかかるんだか・・・
いや~恐ろしい金額が掛かりますな@@;
どう見ても安くは見えないが東大手門だけであの金額なら、現在本丸部分を一生懸命再建して
いるのだが、一体いくらかかるんだか・・・。歴史を残すとは、ずいぶん銭がかかるものですな^^;
山形に残る廃城の多くは、本丸跡に碑と看板のみしか置いていなかったりするが
これだけの値段が、かかるのなら廃城にしておくのもうなずけるものだな。


▲花見の季節になると、東大手門からは横一列の見事な桜を眺めれる▲
機械なき時代の石垣の運搬について
建築用木材1880石を購入し、石垣用の石材730tを運搬してそのうち1920tを購入したようです。
あれだけの石垣を運ぶとなると相当な労力だったろうな・・・。
つか、昔の戦国時代の人々はよく機械もなしに運んだものだ。会津若松城の巨大な石垣なんかは
なんと評判高い綺麗な女性を、石垣の上に乗せ未婚の男達に運ばせたそうな。
なぜ女を乗せたかというと、女性が上から男達を励ますのだそうだ。励まされた男性は女性を落と
さないように運ぶためと、自らの腕っぷしの強さを見せようとばかりにがんばるのだそうだ。
何時の時代も男性は美人は弱かったと言う訳か~


▲ズシリとした巨大な木でできた門が印象的▲
記事のコメント