農村に伝わる鮭川歌舞伎 定期公演

▲鮭川村で行っている、
鮭川歌舞伎 定期公演の様子
- ・場所:山形県鮭川村中央公民館
- ・イベント期間:毎年6月の第2日曜日の正午から
- ・入場料:無料
- ・駐車場:中央公民館に有り(無料)
- ・鮭川村の名物・特産品:米、山菜、キノコ、ユリ、リンドウ、バラ、くるみゆべし、味噌まんじゅう
- ・宿泊先:鮭川村宿泊ホテル旅館

鮭川村に伝わる伝統的な歌舞伎
山形にはいくつか伝統的な歌舞伎が伝わり
定期的に公演を行っているが鮭川歌舞伎も
その内の一つである。
それで早速鮭川村に歌舞伎を見に行った。
この年は第三幕まであり、公演時間は正午
から16時ぐらいまでと結構長い公演でした。
▲鮭川歌舞伎保存会の会長
鮭川歌舞伎の歴史
- 鮭川歌舞伎とは、安永2年頃に江戸の歌舞伎役者により伝承されたもので、川口・上大淵・京塚
石名坂の各地域に伝わってきたといわれる村芝居です。昭和47年10月24日に、その4カ所が
合併し鮭川歌舞伎保存会を結成しました。
戦争により鮭川歌舞伎は、衣装や後継者が無くなり衰退の道を辿った。
昭和46年11月に、衣装を持っていない農村歌舞伎「郷土の歌舞伎を守れ」と東京新聞に掲載され
それが東京の市川千升歌舞伎劇団の『市川千升』家元座長の目に止まり、自分の使っていた
一座の衣裳、かつら、小道具など三百点以上の寄贈を申し出てくれ、復興することができた。
平成18年2月には、山形県無形民俗文化財にも指定され現在も定期公演を続けている。
何とも暖かい話でござるな~
パンフレットを眺めると、市川千升氏に対して敬意の気持ちなのか、歌舞伎役者の方々の芸名が
市川という苗字になっていた。子供歌舞伎を除いて、8、9割が市川氏となっている。
若い女性の後継者にも恵まれ、第二の故郷として見守り他界した市川千升氏に感謝し
祖先の偉業を忠実に守り後世に伝えていくと、鮭川歌舞伎保存会の会長が語ってました。