奇怪な岩石に彫られ日本海側にある仏像、十六羅漢岩

▲遊佐町の日本海側にある
十六羅漢岩(じゅうろくらかんいわ)
- ・場所:山形県飽海郡遊佐町吹浦(ふくら)の日本海側
- ・駐車場:サンセット十六羅漢の側に有り(無料)
- ・遊佐町の名物・特産品:遊佐米、鱈汁、鳥海の塩、竹炭、庄内柿、かきもち、山菜
- ・宿泊先:遊佐町宿泊ホテル旅館

いつ見ても喉かなところでおじゃる
山形県でもっとも北側にあり秋田県と接する所にある遊佐町へ観光してきた。
遊佐町は庄内地方に属し、鶴岡市や酒田市に比べると田舎な方だなと思った。まぁ都会化してない分、毒されていない町とも取れるか。
して、久々に十六羅漢岩を見てきた。初めて見たときは何じゃこりゃー!と驚いたものだ。
▲ややっ!風光明媚な所でござるな


▲上の展望台から見るとあんな感じ、よく見ると釣りをしている方がいるようだ。
何で岩石に仏像が彫られているのよ?
この十六羅漢岩は、吹浦横町にある海禅寺(かいぜんじ)というお寺の、21代目の寛海(かんかい)
和尚が、日本海の荒波で亡くなった漁師や人々を供養し、禅風の普及と航海安全の祈願のため
1864年(元治元年)から明治初年まで、酒田の石工と供に彫った物なのだそうな。
全部で22体彫られており、正面に釈迦・文殊・普賢の三尊とその他十六羅漢岩を配置されている。

▲そなたには岩に浮かぶ仏の像が何体見えますかな?
十六羅漢とは?
- 十六羅漢とは、この世で仏法を正しく教え、後世に伝えるお釈迦様に誓う弟子16人の高弟のこと。
この16人を合わせて十六羅漢と言い、一人々それぞれの役割があったようだ。
十六羅漢像を眺めていると、その顔はどこかしら自分の家族や身内の者、また友達や知り合いの
顔にそっくりだったりするのだと言う逸話もある。
日本海側にこれだけの規模の十六羅漢が、彫られているのは日本ではここだけなのだそうだ。
岩の上に座り、海をしばらく眺めていた。太陽の日差しを浴びて岩肌が暖かく心地が良いものだ。
またここでは毎年海水浴シーズンに、夜間はライトアップされ供養祭が行われいるそうです。