庄内の歴史ある酒田米穀取引所である山居倉庫

▲酒田市にある、
山居倉庫(さんきょ)のケヤキ並木の様子
- ・場所:山形県酒田市山居町1丁目
- ・駐車場:山居倉庫の幸の館側に有り(無料)
- ・酒田市の名物・特産品:庄内米、ただちゃ豆、庄内柿、酒、どんがら汁
- ・宿泊先:酒田市格安宿泊ホテル旅館

連続ドラマ小説「おしん」の舞台の米倉庫
酒田市役所近くには山居倉庫という農業倉庫があり、巨大な三角の屋根が連なっている。
ドラマ『おしん』でも撮影され
銀山温泉ほどでもないが、有名な観光スポットでもある。
裏のケヤキ並木と倉庫の並びが美しく
風情のある景色が素晴しき所也。
そして歴史あるこの倉庫の造りを観察した。
▲表はこんな感じ、裏がケヤキ並木
山居倉庫とは?
明治初年の地租改正で農政が混乱したため、明治26年(1893)に酒田米穀取引所の付属倉庫
として建てられたのが始まりである。この山居倉庫は、舟への積み下ろしの利便性をも兼ね備え
新井田川の側に建てられている。現在では12棟あるが、倉庫建築履歴は以下の通りである。
- ・明治26年(1893)=7棟を建築
- ・明治27年(1893)=4棟を建築
- ・明治28年(1893)=2棟を建築
- ・明治30年(1893)=2棟を建築
その後、昭和初期まで幾つかの倉庫が建設・移設され、現在の倉庫数となっている。
昭和14年(1939)に米穀配給統制法の施行により、酒田米穀取引所は廃止されたが
農民の米を入れる倉庫は自分らで所有したいと、昭和33に庄内経済連の連合農業倉庫となった。
現在では資料館やお土産屋もあるが、数百年たった今でも農業倉庫として利用している。